将来有望?医療系なんでも屋さん!?臨床工学技士について!!

仕事・副業系

あなたは臨床工学技士という職業をご存じだろうか?
医療系の仕事の中でもあまり認知度は低い資格だが実は今後、期待の資格のである。
職場により、自分のライフスタイルに合わせられ資格職のため転職にも強い資格である。
今回は臨床工学技士についてである。期待している理由や臨床工学技士になった私の感想も書こうと思う。

この記事でわかること
・臨床工学技士がどんな仕事か?
・臨床工学技士になる方法(3パターン)
・臨床工学技士になるメリット・デメリット

 臨床工学技士とは看護師等と同様の国家資格である。
臨床工学技士は昨今の医療機器の急激な進化に対応できるように「機械に強い看護師」をという名目で出来た仕事である。看護師に興味がある方は社会人経験者でも看護師なれる!?社会人から看護師になる方法!をご覧ください。

仕事内容は病院によってまちまちであるが機械に関することや構造やメンテナンス等の作業が多い。いわゆる医療安全に関係する仕事である。独占業務は存在しない仕事であるが、機械に対する理解を持っている医療従事者なのでこれからも需要がある仕事である。
医療機器が直るレベルの異常なのか、業者に修理依頼を出さないといけないレベルなのかなどを判断するのも仕事とされている。

近年告示研修という実技研修を含めた研修を行うことで業務拡大している注目の仕事である

 臨床工学技士の仕事は医師の指示のもと生命維持管理装置を安全かつ的確に操作、管理をする仕事である。生命維持管理装置とは臓器の代わりに生命を保つ装置のことである。

臓器の代わりにというと堅苦しく聞こえるかもしれないが弱っている機能を補うイメージで良いだろう。

 多くの臨床工学技士は透析業務に従事している。
透析とは腎臓の機能が落ちてきた患者に対し行う治療である。腎臓の機能は基本落ちてしまうと戻ることが少ない臓器である。なので腎臓を治す治療ではなく腎臓の代わりに血液をキレイにしたり、身体に溜まる水分を除去する治療である。

透析は腎臓を治す治療ではないため週に三回、4時間を基本として生涯ずっと行うことになる。臨床工学技士は穿刺(患者への針を刺す作業)はもちろん透析に使う機械が正常かの保守管理なども仕事になる。看護師が患者を見るのに対し、臨床工学技士は機械を見るというように言われる職場もある。(現実は患者ももちろん見る)

告示研修にて動脈表在化の穿刺も公式にできるようになりつつある。

 人工呼吸器の管理も臨床工学技士の仕事とされている。人工呼吸器とはの代わりになる機械である。
近年流行ったコロナウイルスやインフルエンザなどからの肺炎をこじらしたりで肺にダメージを負ってしまった方や手術による麻酔により一時的な呼吸抑制が起きた際に使うことがある。
当院ではあまり頻繁に使われることはないが病院によっては頻繁に用いられるところもある。

臨床工学技士自身が呼吸器の設定する場面はないが、医師のサポートや使用前点検などが仕事である。

 手術室、人工心肺の業務も臨床工学技士の仕事である。
手術室内の機械は最先端の技術を用いたモノも多く、機械のトラブルが命に直結するので非常に重要な仕事である。
そのため、手術を行う前に問題なく使用できるか動作確認を行う必要がある。病院によっては医師に物品を渡す直接介助(直介)をするところもある。

人工心肺は心臓の外科手術を行う際に心臓の代わりに全身に血液を送る装置である。
医師の指示のもと人工心肺装置の操作を行うことができる。

 上記人工心肺とは異なるが心臓や血管の治療であるカテーテル業務も臨床工学技士が関わることのある仕事である。
カテーテル自体を挿入するのは医師であるが血管の太さなどを測定する装置を操作したり、直介でワイヤーなどを渡す業務を担う病院もある。
人工心肺よりも手術による傷が少なく済み、傷の治りも早いため人工心肺の代わりに使われつつある治療法である。冠動脈(心臓に血液を送る血管)が細くなってきた時や比較的軽度の時、血管が詰まってきているかどうかの確認をする検査などに使われている。

 告示研修から内視鏡の業務のカメラ補助等の業務拡大もあり現在確立していない業務も増えつつある。
内視鏡はカテーテルと同様傷口が小さく済み、傷の治りが早いため小さな腫瘍やお腹の中を目視で確認したい時に使われる。カメラ自体がとても軽量かつ小さくなっているので3㎝ほどの穴からカメラや手術器具を入れて処置を行うため視野の確保はとても重要になってくる。その視野確保をできるようになることで現場に必要な人材になれるかもしれない。

今はできない、もしくは指定されていないグレー業務がどんどんできるようになっていくだろう。

 臨床工学技士になるには指定科目の履修をして受験資格を得て、国家試験に受かる必要がある。高校卒業してからいくつかあるが大きく分けると3パターンに分けられる。①~③にパターンは分かれるが3月に国家試験に受からないと臨床工学技士になれないので注意がいる

①専門学校で受験資格を得る
②大学で臨床工学技士受験資格を得る
③大学にて指定科目履修して卒業してから専門学校へ行き受験資格を得る

 ①専門学校で受験資格を得る
 臨床工学技士の一般的な入り方は専門学校に入り臨床工学技士になる方法である。専門学校で数年、学校の授業を受け、指定科目履修をすることで受験資格を得ることができる。国家試験で受かることで臨床工学技士になれる。専門学校で学びつつバイトなどをする学生も少なくない。

 ②大学で臨床工学技士受験資格を得る
 大学にて臨床工学技士の受験資格を得られる大学の学科が一定数存在している。臨床工学科や生体医工学科などを持っており、特定の科目をとることで受験資格を得ることができる。

③大学にて指定科目履修して卒業してから専門学校へ行き受験資格を得る
 ②に近い形にはなるのだが大学のみでは指定科目履修が完結できない場合は大学の履修を用い、卒業及び編入することで必要科目を減らし短期間専門学校で履修できていない部分を補うことで受験資格を得る方法である。①、②に短期な分相当頑張る必要があり、資格をとるための授業を受ける形である。
私もこの方法を用い1年の専門学校で資格取得をして現職に勤めている。

 臨床工学技士のメリットとしてあげられるのは専門学校は夜間などで受けることができ、社会人経験者からの転職も行える点である。現職で働きながらやバイトで学費を稼ぎながら資格取得を目指せる

専門学校等にもよるが就職サポートをしてくれるところもあり、求人は多くあるので一般の就活と比べると働き口がある資格である。

透析や機器管理、機器点検をベースに置いている病院は残業少な目で定時上がりできるところも少なくない。逆にお金を多く稼ぎたい方は当直(夜に働くシフト)やオンコール(自宅などで休みではあるが緊急時連絡がかかってくるシフト)にすることで大きく稼げる所も多い。当直は病院に泊まりではあるが何も起きなければ泊まるだけで1日1万ほど稼げたり、オンコールもならなかったとしても1日5千円稼げるシフトである。

 看護師など医療系の資格の中では新参な方であり、医療現場での仕事が確立していない部分も多い
また独占業務がないことも相まって、何ができるのか、何をする人なのかがはっきりせず雑用であったり、物の修理をさせられたり、患者の車イス移乗に率先的に使われたりと医療現場で何でも屋として使われるところも多くあると聞く。

 また看護師からの派生で出来た資格のため看護師の方ができることが多いことからお給金は看護師の方が高い病院がほとんどである。病院によっては透析業務で看護師とほぼ同じことをするため看護師とそん色なくもらえる病院もあるらしいが探さないと見つからないだろう。万一見つかったとしても看護師と同等の責任を負わされるという場面もあるのでどうしても働いていく中でつらい立ち回りになることもある。

 私が今後期待している理由としては臨床工学技士自体が代替しにくい資格だからである。

臨床工学技士は保守・安全にかかわることが多いので職を失う心配が少なく、医療とハイテクノロジーの架け橋となる資格のため今の仕事が万一なくなっても別の仕事が出てくるだろうから職を心配する必要がない仕事である。

また、近年病院のシステムがランサムウェア(システムをロックされてしまい、お金を払わないと解消されないウイルス)でやられ、電子カルテが使えないなどの事件が起きている。今後はIT関連にも注力していく流れにあるので更なる業務拡張が期待されている。一般の事務では対応しきれないIT技術を臨床工学技士が担う方向になるかもしれない。

 一般会社員と同じく理不尽なことはたくさんあるがなってよかったと思っている。
具体的には上司からの理不尽な要求や後輩の失態の尻ぬぐいなどから始まり、男だから力仕事、年功序列などがまだ多く残っている職場である。

これらの理不尽は他の職についても変わらないだろう。
看護師もそうだろうが臨床工学技士も相手に対し治療をするため「ありがとう」と感謝される場面は多いためやりがいはとてもある職場である。患者が目の前にいて治療を行うため、ストレスになる反面、患者から「虎助君がいるとホッとする」、「あなたがいてくれたから助かったわ、ありがとう」と直接言ってもらえる仕事も多くないだろう。

人間関係も場所によるので良い職場を見つけるとそこまでストレスを感じることはないだろう。一年でとれた資格でコスパも悪くないし、もし環境が悪くなってきたら資格職のため転職をしようと思えばできるという状況も心の余裕ができる。

 臨床工学技士とは機械に強い看護師である。

臨床工学技士になる方法は専門学校か大学で指定科目を履修して受験資格を得てから国家試験に受かる必要がある。

臨床工学技士の仕事は発展途上であり業務拡大している最中である。

嫌なことやストレスなどもあるがやりがいもしっかりある仕事である。

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2025年3月16日 初投稿

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