近年できた資格の「認定CE」医療機器管理という資格をご存じだろうか?
現在の難易度は比較的優しめで臨床工学技士相手ならだれにでもオススメできる資格である。
あまり知られていない資格なのでどういう資格なのか私はこの資格をどう考えているのかについても書いているので少しでも興味を持ったらぜひ読んでみて欲しい。
「認定CE」医療機器管理とは
「認定CE」医療機器管理とは公益社団法人日本臨床工学技士会が認定する専門資格である。
2019年にできたモノであり比較的最近できた資格である。認定者数は800人ほどと最近できた資格というのもありまだ多くなく臨床工学技士全体の中で約1.5%ほどしか保有していない希少資格である。
保有数が少ないと認知度も低く意味ないのでは?と感じる方も多いかもしれないがこれからどんどん増えていく発展途上な資格と思ってもらえてばよいだろう。現在はそこまで難易度は高くない資格であるが今後難しくなる可能性も否定できない資格ともいえる。病院勤務で医療機器はほぼ必須となるためとっておいて損なのない資格だろう。
「認定CE」医療機器管理の取得条件
「認定CE」医療機器管理の取得条件は下記の通りである。
(資格取得検討段階の条件)
・日本臨床工学技士の正会員
・臨床工学技士としての実務経験2年以上であり今も従事している
・単位取得(申請日から過去5年に学会参加やセミナーで20単位以上)
(資格取得時に行う内容)
・指定講習会の受講(当資格の指定講習)
・検定試験(当資格の試験) 合格
上記書いている取得条件の黒文字は「認定CE」医療機器管理について調べたら最初に出てくるものではないだろうか?赤字の検定試験はあたり前として残り4つが同時に並んでいた場合すべてが前提条件なのだろうと感じてしまうだろうが指定講習会だけは資格取得を検討してから受けに行く項目になるので注意がいる。
「認定CE」医療機器管理の試験概要
「認定CE」医療機器管理の試験概要
| 問題形式 | マークシート方式(選択) |
| 問題数 | 90問 |
| 問題時間 | 120分 |
| 合格率 | 約90% |
| テスト形式 | CBT方式 |
| 資格にかかる時間 | 約1年 |
「認定CE」医療機器管理は選択問題のCBT方式であり問題数90前後の120分のテストである。CBT方式とは東京など特定の会場でなく近くのパソコン教室などで資格試験を受けることのできる方式のテストである。問題数に対する時間はあまり多くなく、見直しの時間なども考えると1問1分くらいでスピーディーに解かないと厳しいだろう。合格率は90%を超えるため比較的とり易い資格ではあるだろうが受けた人が少ない資格でもあるので難易度がめちゃくちゃ低いと思って受けるとひどい目にあう可能性があるので注意が必要である。資格をとるのにかかる時間は透析技術認定士などと同じく1年ほどかかかるので計画的に受ける必要がある。
試験内容
試験の基本となる指定講習の内容は以下の通りである。
・臨床工学技士法と職業倫理 ・医療法
・医療品医療機器等法 ・電気安全性・電気設備
・電磁両立性・電波管理 ・医療ガス
・病院情報・医療機器のサイバーセキュリティー対策 ・管理体制
・保守 生命維持管理装置 ・在宅医療で使用する医療機器
・医療経営・経営 ・医療安全
・感染管理 ・災害対策 など
上記の内容が指定講習の内容であり医療機器を中心に医療安全や感染管理、医療経営などについても学ぶことができる資格である。単純な医療機器な関する資格というワケではないので医療安全などに興味がある方は前段階として取得するのも良いだろう。
資格取得までの流れ
「認定CE」医療機器管理は大まかに言うと1年単位で取得する単位である。下記に今年(2026年度)の実際のスケジュールを説明する。
- 7月指定講習 (動画視聴) 日本臨床工学技士会 会員15,000円
申込期間:7月1日~10月30日
受講期間:7月1日~2027年1月28日まで
※非会員も20,000円で受験できるが専門認定の申請は会員のみとのことなので注意!! - 10月指定講習
申込期間:~10月30日
※すべてを視聴し終わるとeプリバドに修了証と領収書が届く。
領収書は一度しか出てこないのでいる人はコピーできる媒体で開くか保存しないといけないので注意!!検定試験
受験料支払期間:10月16日~10月30日
- 11月検定試験
願書提出期間:11月12日~11月26日
- 12月検定試験
会場予約期間:12月17日~2027年1月15日
- 2027年の
1月検定試験試験期間:1月29日~2月7日のうち1日
- 4月検定試験
合格発表:e‐プリバドにて4月30日前後に発表される
- 7月新規認定申請
申請料支払い期間:7月1日~7月14日
申請書類提出期間:7月8日~7月21日 - 9月認定書・認定カードの到着
免許更新について
「認定CE」医療機器管理の免許更新は5年ごとに必要であり、要件を満たした方は試験の受験を必要としないが更新の要件を満たさないまま期限が切れた場合は資格の失効してしまい再度講習や試験を受け直す必要がある。要件があるようなので以下にまとめておく。
● 更新要件
1.会員継続:更新年度まで5年継続して日本臨床工学技士会の正会員で会費を完納していること
2.学会参加:認定期間中に「日本臨床工学会」「地方臨床工学会」へ1回以上参加していること
3.単位取得:認定期間の始めから20単位取得すること
メリット・デメリット
メリット
・医療機器の知識を証明できる
・今の医療機器知識をえっることができる
・資格勉強から長期計画する力、段取り力を得ることができる
・普段知ることがない、医療安全などの知識を得る
・役職や転職時にアピールできる
デメリット
・更新費や試験にお金や時間がかかる
・資格取得をするまでの時間が1年かかる
・正直面倒くさい
・更新に単位がいるため資格取得が終わっても定期的に学会参加などが必要になる
この資格ってぶっちゃけどうなの?個人的感想
さて色んなことを言ってきたがぶっちゃけこの資格どうなのという話をしておこう。
結論から言うと私は今のうちにとっておく方が良い資格であると考えいる。
理由は3つあり、1つ目は一般的な病院に勤めると医療機器の点検・管理はどこの病院でも行っているからである。多くの病院では血液透析に並び何かしらの医療機器点検・管理に携わることが多いからである。医療機器資格はME1種などもあるがME1種は働いていなくてもとれる資格であり現在も現場で2年以上働いていること自体が条件なのである程度経験者しか取れない資格でもある。
2つ目は比較的新しく合格率が高い資格だからである。現在の合格率90%越えしているが今後どうなるかはなんとも言えないうえ、5年以上たっていることから予想問題も販売しているので指定講習だけではイメージしにくい問題形式にも対応しやすくなっているからである。
3つ目の理由は医療安全などの知識は役職など上層にならない限りはあまり関わる機会がなく全く知らないことも多い分野である。そういう知識や思考を持っていることは年齢を重ねていったときに強い味方になっていくだろう。
4つ目は転職を検討する方にも比較的オススメできる資格でもある。
医療機器についての資格を持っているだけでも意欲のある職員だと判断してくれるだろうが実務経験と交えたりすると実績なども説明しやすくなるだろう。臨床工学技士はその資格単体で働けるため追加でとること自体で周りからの差別化が図れる、当資格の合格率から頑張ればしっかり合格できるだろう。
予想問題集
「認定CE」医療機器管理は一般的に予想問題集がなくても充分合格ができるといわれているが予想問題というものが毎年ネット販売されている。合格率から皆が必要とは思わなが一回で合格したいと思っている方や、指定講習を受けたがどのような問題が出るかわからず不安である方は予想問題集をオススメする。
個人的に少しお金がかかっても1年で資格をとれる方が良いように思うので予想問題集を買うことをオススメする。ただ、必須というワケではないので経費を抑えたい方などはあえて買わないというのも悪くないだろう。認定医療機器管理予想問題を発売をしているサイトがあるので参考までに下記にリンクを貼っておく。数があまり多くないようなので購入検討される方は早め購入をオススメする。
思った以上に薄くコンパクトなサイズなのでびっくりしないように注意して下さい。
他の資格との相性について
一番関連性がある資格は認定CE(医療安全)が一番近いように思う。「認定CE」医療機器管理は現場で働く平~主任向けで認定CE(医療安全)は技師長向けともいえるだろう。どちらから優先にという優先順位をあえてつけるとしたら今回紹介している認定医療機器管理CEである。
また個人的なオススメを伝えるとしたら透析技術認定士との相性が非常に良い。というのも一般病院では透析、医療機器の少なくともどちらか多くは両方に従事することが多く、技術だけでなく知識の補償となりうるからである。また更新単位がかぶっており併用できるのもオススメポイントである。うまく行えば透析技術認定士の単位で単位を集めることもできるのである。
まとめ
「認定CE」医療機器管理は近年できた資格で合格率90%を超える認定資格である。
「認定CE」医療機器管理は医療機器だけでなく、医療安全や医療経営、災害対策に関わることを学べる資格である。
「認定CE」医療機器管理は取得に1年ほどかかる資格で計画的にとる必要がある資格である。
2年の経験年数がいることなどから現場の医療機器の知識を証明できる資格であり転職などにプラスに出やすい。
2026年7月16日 初投稿

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