臨床工学技士はその資格だけでもちろん働ける資格である。しかし将来の転職やキャリアアップを考えると臨床工学技士以外資格を全く持っていないと箔が付きにくいだろう。そんな時に私がオススメする資格3つ。理由含め興味を持って頂けたらと思う。
この記事はこんな人にオススメ
・臨床工学技士としてスキルアップやキャリアアップしたい方
・漠然と働いていて何から勉強したらいいかわからない方
そもそも臨床工学技士とは?
臨床工学技士は医療機器の保守や管理を行う仕事である。臨床工学技士は医療の中でも医療機器についてやトラブル対応を行い医療現場の安全を守ることをもとめられる仕事である。詳しい内容は下記の記事に書いているので気になる方を読んでいただきたい。
臨床工学技士の仕事内容について気になる方はこちら。
・将来有望?医療系なんでも屋さん!?臨床工学技士について!!臨床工学技士が実際どのように働いているか知りたい方はこちら。
・あなたは知ってる?臨床工学技士の一日(透析)
臨床工学技士自体が資格職なのでその資格だけで食っていける資格ではあるのですが次項以降で出てくる資格を持っていると単純に働いていたというだけでなく知識なども付けてきたんだなと評価されやすくなる。一度きりの人生、後悔しないようにどのような資格があるのか紹介していく。
ME実力検定試験
臨床工学技士の学生時代に力試しとして受けさせられる専門学校もあるくらいで知ってる方も多いと思う。学生の時はME2種を臨床工学技士の試験慣れとして受けさせていることがある。毎年大体9月の初旬あたりに試験がある民間資格である。内容としては医療機器の原理や装置の特性についてや臓器の構成などである。
※私の場合は1年制の学科だったので臨床工学技士の国家試験までの中弛み防止として受験を求めらる資格であった。(私は学生時代数点足りなかったようで働き出してから取り直した。)
| ME実力検定試験 | 2種 | 1種 |
| 受験料(円) | 15,000 | 22,000 |
| 申込期間 | 5月下旬から6月下旬 | 4月 |
| 試験日(大まかな) | 9月上旬 | 6月 |
| 合格率(%) | 30~40 | 25~35 |
2種は臨床工学技士として持っていて当たり前と扱われることが多いので転職に有利とはいきませんが、無いよりかは…みたいなところはあります。また1種はとても難しい印象を持っているかもしれませんが近年合格率が上がってきているのでしっかり勉強して受験してみるのもオススメである。
参考書のオススメは以下の通りである。
2種の参考書
2026第2種ME技術実力検定試験全問解説 第42回(令和2年)~第46回(令和7年) [ 第2種ME技術実力検定試験問題研究会 ] 価格:4620円 |
1種の問題集
ME1種の過去問は楽天では古いモノしかなかったためME技術教育委員会の方から直接買うのが良いだろう。
ME2種に関しては持っていて当たり前の資格になるため、とるのであれば1種をオススメする。
実務に関わる認定・専門資格とその他関連資格
臨床工学技士には認定臨床工学技士や専門臨床工学技士という資格がある。
認定と専門どちらが難易度が高いかを知っているだろうか?
簡単に言うと認定は経験年数2年、専門は経験年数5年が目安である。つまり専門の方が認定より難しいのである。
専門臨床工学技士
- 呼吸治療
- 血液浄化
- 手術
- 心・血管カテーテル
- 高気圧酸素治療
- 内視鏡関連
認定臨床工学技士
- 血液浄化
- 集中治療
- 医療機器管理
また認定や専門以外にも学会が認定する資格で以下のモノもある。
- 透析技術認定士
- 体外循環技術認定士
- 3学会合同呼吸療法認定士
専門が難しく残りの認定とその他は同等の難易度のことが多いようである。
臨床工学技士の多くが透析業務に携わっているので透析業務で説明する。
透析業務関連の専門、認定、その他の資格は血液浄化専門臨床工学技士、認定血液浄化臨床工学技士、透析技術認定士の3つある。
難易度としては血液浄化専門臨床工学技士、認定血液浄化臨床工学技士、透析技術認定士の順であり、血液浄化専門臨床工学技士は二つと比べ格段に難易度が上がる資格である。
透析技術認定士はチーム医療のための共通専門資格であるが認定血液浄化臨床工学技士は臨床工学技士のスキルアップという位置付けになる資格であり一般的には透析技術認定士からとることが多い。個人的にも透析技術認定士から行く方が看護師などの認知度もあるのでオススメである。
上記色んな資格を紹介したが全部とると時間や労力がかかるだけでなく、維持費などもかかる。上記資格の多くは5年更新で勉強会の参加が必要だったりするのでまずは本当に必要な資格な資格だけをとるように心がけよう。資格を考える基準は以前書いた記事に書いたので良ければ参考にしていただきたい。
色んな認定や専門をとることはとても素晴らしいことですが資格更新に追われる生活をしたくない方は自分の主で働いている業務もしくはこれから力を入れていきたい業務の資格が取れるのであればその二つに特化することをオススメする。
普通の透析業務のある病院に勤めている場合は透析技術認定士をオススメする。
透析技術認定士の勉強は血液浄化療法ハンドブックで知識を深め繰り返し予想問題集を解く方法が合格の近道である。
血液浄化療法ハンドブックから出題されるため買わないとと思う方もいるだろうが受講確定した段階で最新版が配布されるので他の通販サイトで買わないように注意しましょう。
今回は透析技術認定士の問題集と言ったら「アステッキホールディングス」さんということでここにリンクを貼っておく。金額帯は少し張るが問題集にプラスでスマホのアプリで同様の問題を解けるなど購入しておくと通勤時間などのスキマ時間を用い勉強などもしやすいのでオススメである。
透析技術認定士受験必修予想問題集【2冊セット】【アプリ付き】2026年度版 価格:10120円 |
上のリンクは問題集2点(予想問題と応用編)セットで下のリンクは1冊のみ(予想問題)
透析技術認定士受験必修予想問題集【アプリ付き】2026年度版 価格:5060円 |
応用問題は必ずしも必須ではないがより多くの問題数を経験できるのでオススメである。
年一の資格試験なので本当にお金がない方以外は応用編とセットのモノをオススメする。
病院の安全関連の資格もオススメ!
臨床工学技士の資格と表面的にはあまり関係ないが転職に持っていると目を引く資格があると言われてピンとくる人は多くないだろう。それが病院の安全関連の資格がある。医療現場の安全を守るため、病院施設の保守安全関連の資格を持っていると重宝されやすいのも事実である。
具体的な資格名で言うと乙種4類の危険物取扱者やボイラー技士などである。
「乙四やボイラーが院内でなぜいるの?」と感じる方もいるだろう。それは院内の非常用電源に灯油が使われていたり、院内で温水を用いるためにボイラーを用いている所が多いからである。
基本院内で事務方が行うとこともあるが中小規模の病院では安全関連や機械関連は臨床工学技士に任せるという病院もあるので余裕があればとるのも差別化として有用である。特に乙四は認知度が高く、使用の幅も広いのでオススメである。以前書いた記事があるので乙四に興味を持った方は下記の記事も参考にして欲しい。
乙四に関しては病院限らず色んな所で使える資格なので取っておいて損はない資格である。中小規模の病院で管理職になりたい方などにはオススメする資格の一つである。
結局どれがいいのとなったあなたへ
色んな資格があるので一概にこれが絶対いいとは言い難いのだが個人的には透析技術認定士、ME1種、乙種4類危険物取扱者がオススメである。
その三つの資格はどれも素敵な資格ではあるが下記の基準で選ぶと良いだろう。
透析業務に従事している場合は透析技術認定士を優先すると良い。
透析技術認定士を持っているもしくは透析業務に携わってない場合はME1種を、
趣味や中小規模の病院で管理者を目指す方は乙種4類危険物取扱者がオススメである。
もちろん状況などによっても大きく異なるので透析技術認定士は更新があり維持費がかかるのが気になるのでME1種からとるなどをすることは悪いことではないので気になるモノからどんどんチャレンジしてみるのが良いだろう。
まとめ
・私が臨床工学技士にオススメする資格はME1種、透析技術認定士、乙種4類危険物取扱者である。
・ME2種では他の臨床工学技士も多く持っているため、差別化が難しい。
・透析技術認定士は透析業務に携わっている方なら看護師・技士含めオススメである。
・乙種4類危険物取扱者は病院の非常電源に用いる灯油などの管理に必要な資格であり認知度も高い資格である。

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2026年5月17日 初投稿

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