あなたは知ってる?臨床工学技士の一日(透析)

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臨床工学技士

 臨床工学技士に興味があるのにどんな仕事かイメージがわかないという方はいないだろうか?臨床工学技士は一般の会社と異なり大まかなルーティンがあるので透析業務に関わる方は参考になうだろう。

今回は私が居てるもしくは居た施設の実例を含め臨床工学技士の一日について書いていこうと思う。

これから透析業務に携わりたい方や臨床工学技士になりたい方は必見である。

 臨床工学技士とは(私の現職であり)病院により大きく立ち位置が異なる珍しい職種である
機械に詳しい看護師として扱われ専門的な技術だけでなくコミュニケーションも求められたり意外と幅広い能力が必要とされる職業である。施設により臨床工学技士の普及の度合いが変わるため人数が少ない所や質が悪い所では院内認知度が低い所が多い。大まかな業務内容に関しては以前書いた下記のページを参考にして欲しい。

 将来有望?医療系なんでも屋さん!?臨床工学技士について!!

今回は前回で書いていない内容で臨床工学技士を説明する。

 色んな病院があるが基本的に統一されている臨床工学技士の仕事は「安全」だろう。
例えば故障しそうな機械を使い続けていいのかの判断や透析中の圧変動から透析膜が固まりそうかの判断などである。
ほとんどの病院は非営利性を掲げている。しかし病院が存続を考える上ですべてのモノを新品、最新にというのは現実的ではない。というのも医療機器は高価なものが多く物によっては一つ数百万するというモノも珍しくないからである。そのため機械が多少古くなっていても使用頻度などから考慮して古くても使えるから使う、もっというなら故障していても一部部品交換で使えるようになるのであれば故障部位だけ買って再度使うことの方が多い。ただし、故障により患者さんに危険におよばないかを考慮する必要がある。故障している部分が使用に対し悪影響を与える場合は業者に連絡し早急に修理を依頼する必要があるからである。

 透析中の圧変動に関しても同様である。
基本は医師の指示のもとなので医師の指示に遵守する必要がある。ただ、透析膜が固まりそうな時など緊急時のトラブルの時は医師に上申のうえで当初の予定を変更することがある。万一透析膜が固まってしまうと患者の体内に血液を返せなくなってしまい(実質出血したのと同じ状態)安全性を損ねてしまうからである。

これらのように医療機器や機械関連で患者の安全にかかわる仕事という一面もある

  臨床工学技士の朝は一般企業より早くから始まる。
というのも臨床工学技士の7割以上が透析業務を行っており透析患者さんが来る前に下準備を行う必要があるからである。また透析業務はルーティン業務のことが多いので今回は私が経験した施設の1日の日程を書こうと思う。もちろん各施設ごとに細かい所が異なると思うのであくまで参考にして欲しい。

臨床工学技士の1日
  • 7:30
    早出勤務開始

    透析液が正常かの確認やプライミング

  • 8:30
    日勤勤務開始

    当日の申し送りや患者さんの事前情報の確保

  • 8:45
    患者さん入室

    患者が順々に入ってくるので透析前の血圧を測ったり患者さんの体調変化を確認して穿刺を行う。

  • 10:30
    透析中点検及び機器点検

    午前患者さんが落ち着いてくるので透析中の正常確認や院内医療機器の点検を行う。

  • 11:00
    早めのお昼休憩(前半組)

    透析業務勤務にはよくあることだが12時過ぎからどんどん透析を終わっていくためお昼が早い。45分休憩のところもあれば30分休憩のところなど施設により異なる。休憩は前半後半で分けることで職員がいない時間をゼロにする。

  • 11:45
    お昼休憩(後半組)及び透析時間が短い方の返血

    前半で休憩していない方の休憩時間と透析時間が3時間等短い方はこの時間に終わり始める。透析が終わり血液を患者さんに返す作業を返血という。

  • 12:30
    返血及び午後からの準備

    休憩時間の終了と共に順々に返血が始まる。また午後からの透析があるところは午前の開いたところからどんどん午後からのプライミングを行う。ここが戦場のようにバタバタしやすい。

  • 13:00
    午後からの患者さん入室と遅めに始まった返血

    施設によって午前が大体帰ってから入室にするところもあればとりあえず空いたところからどんどん入室させていくなどスタイルが異なる。

  • 14:00
    午後の遅め患者さんの入室

    この時間になると午前の返血はほぼ落ち着いているので午後からの患者さんの入室が中心になる。

  • 14:30
    患者さんの入室が落ち着いてくるので機器点検や雑務、後半休憩

    院内の機器点検や明日の準備など落ち着いたところで行う。また後半休憩をこの時間にとることも多い。

  • 16:00
    早出勤務終了
  • 17:00
    日勤勤務終了
  • 18:30
    透析業務終了

    患者さんが退出し、洗浄を見届けてから帰る。

 先ほど私の病院での1日のタイムスケジュールを記載いたが結局のところ各病院により勤務体系が大きく異なる。そのため私の病院でのタイムスケジュールはあくまでの参考程度で入職した病院に合わすのが良いだろう。

臨床工学技士のあまりいない病院や逆に大きい病院では透析業務に従事しない場合もある。小さい病院に関しても透析業務を行うと技士がいる日、いない日ができないように人数がある程度必要になるため、スタート段階から機器点検のみに専念させるという病院もあると聞く。大病院の場合は透析以外の業務に配属される場合と透析をしない場合は上記のタイムスケジュールと大きく異なるだろう。

臨床工学技士という仕事は色んな働き方ができるので自分の感覚に合う病院に勤めることができればとても生活がしやすくなる。

 自分がどんなことをしたいかやどのように働きたいかに沿った職場を探すのが良いだろう。
今から転職をする方やこれから就活をする方は以下の通りである。

・自分がやりたい業務がある病院か?
・勤務時間は許容できるか?
・夜勤やオンコールなどを許容できるか?
・給料は最低いくら必要か?    など

 上記の条件っは臨床工学技士として転職や就職を検討する際に重要な項目である。
1つ目の自分がもともとやりたい業務があるのであればその業務がない病院に勤めてしまった場合、その専門分野の医師を雇ったり、機材を揃えたりする手間を考えるとその業務に携わる機会を失う確率がとても上がってしまう。なのでスタートからやりたい業務があるのであればその業務がある病院を受けるのを勧めする。

2つ目、3つ目の勤務時間は許容できるか、夜勤やオンコールを許容できるかについてであるが病院によって勤務開始時間が大きく異なる。早い所では6時から勤務であったり、ナイト透析(夜中に透析をすること)の場合夜勤があったりする。カテーテル業務がある病院では緊急オペをすることがあるので臨床工学技士でも夜勤やオンコールがあるところも珍しくない。その分給料が上がるかもしれないが夜中に起こされ呼び出される可能性もある。夜しっかり寝たい方やライフワークバランスを重視したい方はオンコールの有無勤務時間をしっかり確認する必要がある

4つ目、給料は最低いくら必要かについてであるが実は臨床工学技士は給料の基準点や賞与、昇給率は病院によって大きく異なる。求人の給料は額面上なので手取りは数万低かったり、求人に出ている給料は使用期間が終わってから、特定の業務(カテーテルなどの夜勤やオンコール込み)での給料など詐欺のような求人があったりする。場合によっては血液に直接触れる可能性のある危険業務なのに普通の無資格月給バイトに負ける給料で雇われることもある。ここの内容は面接時にしっかり確認しておきたい内容である。

初めての就職を今から考える方であれば大病院でカテーテル業務など専門技術を学べる場合以外は透析業務にしっかり従事している病院を選択するのが無難だろう

自分の働き方や分野が決まったら今まさに就職や転職を検討していなくても求人サイトを見ておくことをオススメする。なぜならいつでも自分にとっていい求人が出ているわけではないし、どれくらいが基準なのか等を把握するのに良い機会になるからである。いくつか求人サイトはあるが今回は2つの求人サイトを紹介する。どちらもアドバイザーがいたりとサービスがしっかりしている求人サイトである。

工学技士人材バンク

メディカル技師ワーカー

・臨床工学技士の7割が透析業務に従事しており、病院によりタイムスケジュールが異なる。

・透析業務自体はルーティン作業が多いが透析業務から外れると一気にルーティンから外れる。

・臨床工学技士はうまくやれば自分の働きやすい時間に働ける仕事である。

・自分の働き方と合う就職先は求人サイトを見て日頃から探しておく必要がある。

2026年5月4日 初投稿

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