臨床工学技士の初級資格!?透析技術認定士について!!

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臨床工学技士

 あなたは透析技術認定士という資格をご存じだろうか?透析技術認定士とは透析療法の知識と技術を証明する資格である。今、神戸で第71回日本透析医学会学術集会が行われていたりと透析関連について改めて関心が集まっているだろう。今回は私も持っている透析技術認定士についてである。私が実際行っていた勉強法についても記載しているので読んでいただきたい。

こんな人にオススメ
・透析業務に数年携わっており知識を深めたい方
・透析分野でキャリアアップをしたい方
・透析業務関連で転職を考えている方

 透析技術認定士とは透析療法合同専門委員会主催の透析療法の専門知識と技術を証明する資格である。透析技術の安心・質向上と医療従事者の生涯教育を目的としている資格ともいわれ主に臨床工学技士が対象で看護師さんや准看護師も取得する。

資格の位置付けは透析室で働くCEの入門的な専門資格として人気である。血液浄化専門臨床工学技士へのステップとして考えられている場面もある。透析技術認定士の合格率は約70%であり、誰でも合格できるとはいえないがしっかり勉強したら充分合格できる難易度だろう。透析技術認定士の試験を受けるには取得条件があり、経験年数が必要になる。実務経験がある人しか受けないのに3割落ちる試験だと言えば試験勉強が必要であることは容易に考えられるだろう。

取得要件
・実務経験
 臨床工学技士・看護師は2年以上
 准看護師は高卒以上の場合3年以上、中卒の場合は4年以上

※免許登録日から証明日までの通算の実務経験年数であることに注意がいる。

メリット
・転職時に評価されやすい
・透析技術・知識の証明ができる
・病院によっては資格手当などで給与アップすることもある

 透析技術認定士を取得する大きなメリットは転職しやすくなることと透析知識・技術の証明になることろである。病院によっては給与アップといったがどこの施設でも上がるというワケではない。給与アップに関してはあったらラッキー位に思っている方が良いだろう。当院でもホームページなどで透析技術認定士の頭数には入れるけで給与は変わらない

デメリット
・取得までに時間がかかる
・受講費や維持費など資格を持ち続けるためにお金がかかる

次の項で見ていていただけたらわかると思うが資格取得は1年ほどかかる。そして維持費など資格を持つためにお金がかかるのである。

 透析技術認定士取得までの流れは申請から1年ととても長く計画的に行っていく必要がある。
また、受講料、受験料、認定登録料など順調に進めてもお金がかかるので事前に準備しておかないといけないので下記のスケジュールに赤字で金額を記載しておく。ざっくり金額でいうと5万ほど費用が掛かると思ってくと良い。

透析技術認定士取得までの流れ
  • 10月
    ⓵Eメール登録・オンライン申請(~11月まで)

    ②審査結の通知をメールで確認(~12月まで)

  • 11月
    ⓵Eメール登録・オンライン申請の締め切り

  • 12月
    ②審査結果の通知をメールで確認

    ③受講申込(受講料の入金等) 受講料 36,000円

  • 翌年1月
    ④宅配にてテキスト受け取り

  • 2月
    ⑤認定講習会の受講

    ⑥受験申込(受験料の入金:~3月) 受験料 10,000円

  • 3月
    ⑥受験申込の締め切り
  • 5~6月
    ⑦受験票の受け取り・東京会場で認定試験の受験
  • 8月
    ⑧申込者ページから合否通知の確認

    ⑨合格していたら認定登録の申請(認定登録料の入金:~9月)
     認定登録料 5,000円

  • 9月
    ⑨認定登録の申請締め切り
  • 10月
    認定証の受け取り

    透析技術認定士の認定

 透析技術認定士の試験は東京にて行われる試験である。試験は5月~6月に行われることが多く、年1回しかない試験である。東京でしかない試験のため関東以外の方は土曜日に関東のホテルで泊まり日曜日の試験に挑むのが好ましい。他の試験者も同様に考えるため試験日っが決まった段階で会場に近めのホテルを予約しておくと良いだろう。試験はマーク式であり「そこまで難しくないんじゃない?」と思う方も一定数いるだろうが2つないし3つの正誤の選択肢の組み合わせを選ぶ形になっているので思った以上に難易度が高く時間がかかる。なので決定打がない時には確実にあっていっるだろうと思う選択肢が入ったものを仮置きし、次の問題へと次々解いていく必要がある。時間が余ったら最後に仮置き部分を考えるというスタンスで取り組んでいこう。

試験場所東京都内の指定会場
試験時期毎年5月中旬~6月上旬の日曜日
試験方式マーク方式(5択)
試験数100問
試験時間2時間30分
合格率約70%

 知っている方もいるかもしえませんが私は透析技術認定士の資格取得しているので私が行った勉強法を参考までに記載しておこう。

⓵まずテキスト(血液浄化療法ハンドブック)を読む。
 テキスが届いた段階で認定講習会までのラグがあるのでその期間に読むようにしていた。最初はすべてを理解しようとして読んでいたのだが思った以上に進まないことに気付きとりあえずすべては把握できていなくてもこんなことが書かれているんだなとか職場の機械はどれなんだろう?今の職場で使っている透析膜はどれなんだろう?透析前後採血の検査項目の意味合いや基準値はこうなんだと色んなことを自分の病院でいうとどれなんだろう?と思いながら読んだり、調べながら進めると飽きにくいだろう。特殊血液浄化や腎移植などあまり馴染みない分野はあっさり読んどいたらいいだろう。

②認定講習会で内容を補填していく。
 一応先に読んでいても良く分からなかったり自分で読んで間違って解釈していた内容を訂正していった。特に自分の馴染みのない分野の専門分野はここでしっかり内容を把握しておくと合格に近ずくだろう。私はここを少しあっさり目にしてしまった影響でテキストを読み直してもわかるところはしっかりわかるが専門分野以外は復習するときに大変だった。東京で行われる認定講習会と自宅で行うeラーニング式があり、eラーニング式の場合は何度か見返すことができたと思うのでしっかり見ておくことをオススメする。専門分野の講師がしっかり教えてくれているので難しい分、しっかりあっていることを教えてくれているためである。

③問題集を解く。
 私は正直ここを一番力を入れて取り組んだ記憶がある。私が主に使った勉強教材は下記のリンクにあるアステッキという所から出版されている過去問集である。受験必須予想問題集は基礎編と応用編があり特に基礎編に関しては購入することをオススメする。オススメポイントはいくかあるので下記にまとめる

 アステッキの問題集がオススメであるポイント
⓵問題数が意外と多い
②解説が充実している
③スマホアプリでスキマ時間に勉強できる

 テキストを読むだけではどんな問題が出るのか正直イメージできていなかったが問題集を解くことでそういう所が出るのか、こういう問い方をされるんだとわかると問題に取り組みやすく緊張する本番でも実力を発揮しやすくなるのである程度問題慣れした状態で取り組むのをオススメする。問題集の金額が高いと感じる方も一定数いるだろうが年に1回の試験であること、また試験代を出すことを考えるとコスパもいいモノではないだろうか。

わたしは応用編も購入したが基礎編中心に応用編も解く形で勉強していた。5年ほど前の出来事で明確に覚えていないが基礎編は5周ほど、応用編は2周ほど解いたんじゃないかなと思う。基礎編は問題を見たら選択肢番号ではなく、選択内容がわかるレベルまで勉強していた。

アステッキさんの問題集はスマホアプリで勉強できるのもありがたいところである。通勤にバス・電車を使っている方は特にスキマ時間を使えるのもあるが満員電車では本を広げれないという場合にもスマホだけでささっと勉強できるのは地味にありがたい。

 透析技術認定士が大変なのは資格取得だけではない。もしろ透析技術認定士をとった後の方が大変まである。5年おきに更新する必要がある資格である。更新料はもちろんであるが更新のために単位を集めないといけないのである。単位の計算に関しては基本下記のモノに準ずるとされている。学会関連は参加証明書や修了証などが必要なので学会参加時はしっかり確保するようにしないと更新時に困るので注意がいる。

認定に関わる学術集会
1.日本腎臓学会
2.日本泌尿器科学会
3.日本人工臓器学会
4.日本移植学会
5.日本透析医学会

・学会出席10点
・学会機関誌への論文発表をすると
 筆頭発表で30点、共同発表で5点

6.日本臨床工学技士会
7.日本腎不全看護学会
6、7は学会出席のみ10点なので注意

 また、盲点になるのが認定時期が10月からのため認定期限が9月末と一般の感覚でいう3月末や12月末といったきりのいい時期ではないことである。

また、Zoom参加でも学会出席の点数を得ることもできるのでうまく使っていこう。もちろん参加証明などは必要になるのでしっかり確保しておこう。

単位数が足りない方への救済処置になる本講習会もあり、メールにてお知らせもあるが基本メールを見ない方は見落とす可能性もあるので注意がいる。またその本講習会も4月~5月位にかけてのモノなので本当の直前に気付いてもどうしようもないことはしっかり把握しておこう

本講習会を10科目以上の受講していると30点分、また受講10科目以上のセルフトレーニングテスト合格すると10点加算になる。

実際、使ったことはないが受講することで30点分取得できるのはコスパ面では非常に有用だろう。
ただあくまで救済措置ということは頭に入れて、日ごろから対応する方が自分のためになるだろう。色んな勉強会があるが更新点数を稼ぐには参加証明などのひかえを持っておく必要があるのはもちろん領収書などを貰えるがそれ自体にお金がかかる。究極のコスパ重視の方であれば積極的に使うのも一つだろう。

 この項までで透析技術認定士の大変さが多く出てきてとらない方がいいの?と思う方もいるかもしれない。私の意見は逆でこれだけのの大変さがあっても、とる方が良いと考えている。大変さは裏返すと知識のインプットなど今の技術更新に関わることで現場で働くにあたり勉強し続ける必要があることだからである。そのため本講習会で一気に知識補充するより定期的に少しずつインプットしていく方がオススメである。透析技術認定士は持つこと自体に意味のある資格ではあるが真に意味があるのはしっかり資格を取得するだけの知識を有することだと言える。特に20代から40代の方は転職などの時に優位に進むことが多いと聞くので転職によるキャリアアップやライフステージによる転職の時に大きく貢献してくれる資格といえるだろう。また多くの方が透析業務に従事しているため汎用性があり、実務に直結する資格である。年齢にもよるが、概ね臨床工学技士なら持っておくと良い資格といえるだろう。

・透析技術認定士とは透析技術の安心、質向上と医療従事者の生涯教育を目的とする資格である。

・透析技術認定士は取得要件があり経験年数が2年以上しか受けっることができない資格である。

・透析技術認定士は1年かかる取得までが長く、転職などの時にプラスになる資格である。

・透析技術認定士は5年に一度免許更新がいる資格であり、計画的に勉強会に参加する必要がある。

・救済措置として本講習会で更新ポイントが足りない時の強い味方、どうしてもたいない時はうまく使おう。

2026年6月19日 初投稿

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